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アセビ

 

冬から春にかけて鈴蘭に似た房状に垂れ下がった花を咲かせます。花の一粒一粒は真珠のようでとても美しい花ですね。乾燥気味の松林のすそに多く自生しているのがみられます。学校の花壇などにもよく見られますが、花蜜も有毒なので要注意でしょう。昔は葉の煎じ汁を殺虫剤として使ったそうです。


毒草名  アセビ(馬酔木)、アシビ、アセボ、アセミ、ウマゴロシ、ウマクワズ、ウシゴロシ、シカクワズ、チョウチンバナ
学 名  Pieris japonica D. DON
特 性  ツツジ科 アセビ属、馬も酔う酔う常緑低木
花 期  3〜4月、果期 9〜10月
仲 間  アケボノアセビ(淡紅色の花)、ホナガアセビ(花穂が長い)、リュウキュウアセビ(花が大きい)、フクリンアセビ(葉が斑入)、ヒメアセビ
毒部位  全株、葉、樹皮、茎、花
成 分  アセボトキシン(Asebotoxin)、グラヤノトキシン(Grayanotoxin)、アセボプルプリン、アセボイン、ジテルペン、アンドロメドトキシン(Andromedotoxin)
症 状  血圧低下、腹痛、下痢、嘔吐、腹痛、呼吸麻痺、神経麻痺




磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が ありと言はなくに
(大來皇女:万葉歌2-166)

 

わが背子に わが恋ふらくは 奥山の 馬酔木の花の 今盛りなり
(万葉歌10-1903)



雪の中のアセビです。



馬が食べたところ脚がしびれて酔ったようになったことから「馬酔木」と名付られました。


 

実がはじけたところ。雌雄異株なので両方一緒に仲良く植えないと実ができません。


-------- 紅花アセビ --------

 



 

≪MEMO≫
・奈良公園の大アセビ(樹齢100年以上)群生。
・「磯影の 見ゆる池水 照るまでに 咲ける馬酔木の 散らまく惜しも」 伊香真人(万葉集20-4513)
・学名はギリシャ神話の9人の女神「ザ・ピーエリデス」にちなむもの。
・ネーネーズが歌っている「あしび」は沖縄の方言で「遊ぶ」の意味。沖縄市民小劇場の愛称は「あしびなー(遊びの庭)」
・銭金柴(ぜにかねしば):鳥取県の米子地方では、アセビの枝葉の燃える音が「ぜにかね、ぜにかね」と聞こえるところから「銭金柴(ぜにかねしば)」とよばれているそうだ。


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